久留米シティプラザ 久留米シティプラザ

観客あっての演劇

前回、というか、最初のブログから10日も経ってしまって申し訳ありません。

これからは、随時、更新していきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いします。

 

私がブログを更新しなくても、制作スタッフはいろいろ動いてくれていて、プレスリリースのおかげで、あちこちに「めくるめくエンゲキ祭」のことが紹介されています。

昨日(9月9日)は、西日本新聞にも載せてもらいました。

しかも、観客投票による「めくるめく大賞」のことにも触れていただいていました。

実は、演劇にとって、これはとても大事なことなのです。

つまり、演劇は、観客がいなくては成立しません。作る側にとっては、戯曲、演出、役者、照明、音響、衣装や小道具、舞台美術など、いろいろな要素を組み合わせて舞台を作るわけですが、それを上演する場所(劇場とは限りません)、そして、観てくれる観客がいて、初めて、「演劇」として成立するわけです。ですから、観客の目はとても大事です。作り手側だけが自己満足でやっている舞台は、「演劇」とはいえません。作り手側は観客の目を意識して作り(もちろん、観客に迎合する必要はありません)、観客もまた、作り手側の思いを感じながら観ることで、そこに密な演劇空間が生まれ、感動を共有できるわけです。

「固いことは抜きにして、久留米でエンゲキを楽しんでください」とリーフレットに書いているのに、ちょっと難しい話になってしまいましたが(笑)、「めくるめくエンゲキ祭」で公演してもらう劇団や集団の舞台は、そういった演劇空間を体験できるものばかりです。

そして、その違いを観客のあなたに感じてもらい、評価してもらうのが、「めくるめく大賞」なのです。審査員は、観客であるあなたです。

ここに集う「めくるめくエンゲキ」を「演劇」として成立させるために、多くのみなさんに観に来てもらいたいと思います。久留米シティプラザでお待ちしています!

 

 

写真:南筑高校演劇部

2016年09月10日