久留米シティプラザ 久留米シティプラザ

めくるめくエンゲキ祭2ndでお会いしましょう!

9月15日から10月2日まで、9つの劇団や集団が参加し、約3週間に渡って開催した「めくるめくエンゲキ祭1st」が、終わりました。

ご来場いただいたみなさま方、ご協力いただいたみなさま方、本当にありがとうございました。

 

最後の日の10月2日は、11時と14時から、ほとめきサロンで演劇関係いすと校舎の公演があり、その後、17時から、久留米シティプラザのCボックスでクロージングセレモニーが行われました。

 

普通の家のお茶の間で繰り広げられる演劇の「草、のびて、家。」は、ほとめきサロンの畳敷きの部屋で上演され、正面にある柱も、普通は観劇の邪魔になるものですが、そのまま、家にある柱のように寄りかかって使っていて、本当にお茶の間の壁を取り払って覗き見ている感じがしました。

物語は、ひとつの家族に降りかかった事件をきっかけに、周りの人たちとの関係や家族の絆を描いたもので、最後には、涙を拭う観客たちの姿が多く見られました。

いすと校舎の人たちも、みなさん、本物の家族のようで、また、この家族が久留米に来てもらえる日を、楽しみに待っていたいと思います。

 

そして、17時から行なわれたクロージングセレモニーは、まず、めくるめくエンゲキ祭での各公演やイベントを映像で振り返り、その後、めくるめくエンゲキ祭の目玉でもある、めくるめく大賞各賞の発表を行いました。

 

最終的に、各賞と第5位までは、次のようになりました。※発表順

 

めくるめく大賞/男優賞

第1位 中村勉也  [ほとめき倶楽部「ほとめき版 銀河鉄道の夜」]

第2位 荒木宏志  [劇団ヒロシ軍「ヘドロイア」]

第3位 黒岩 晃  [リーディング公演「家出」]

第4位 右田海都  [南筑高校演劇部「Life=Good&Bad Times」]

第5位 守田慎之介 [演劇関係いすと校舎「草、のびて、家。」]

 

めくるめく大賞/女優賞

第1位 きないさとみ[Theちゃぶ台「やまとなでしこ~久留米編」]

第2位 北川 雅  

       [リーディング公演「チッタチッタの抜け殻を満たして、と僕ら」]

第3位 高野由紀子 [演劇関係いすと校舎「草、のびて、家。」]

第4位 土方智恵子 [ほとめき倶楽部「ほとめき版・銀河鉄道の夜」]

第5位 田崎小春  [劇団ヒロシ軍「ヘドロイア」]

 

めくるめく大賞/くるめき賞 ※どこか気になって良かったものなど

第1位 銀河鉄道   [ほとめき倶楽部「ほとめき版・銀河鉄道の夜」]

第2位 トメばあちゃん[Theちゃぶ台「やまとなでしこ~久留米編」]

第3位 久留米弁・星 [ほとめき倶楽部「ほとめき版・銀河鉄道の夜」]

第4位 自動ドア   [南筑高校演劇部「Life=Good&Bad Times」]

     家族     [演劇関係いすと校舎「草、のびて、家。」]

第5位 タイタニックの場面[ほとめき倶楽部「ほとめき版・銀河鉄道の夜」]

     ラスト・話の展開[南筑高校演劇部「Life=Good&Bad Times」]

     リーディング形式[リーディング公演「家出」]

     お父さんの肉体・父と子の会話・舞台セット

[浮羽工業高校演劇部+OB「拝啓18のあなたへ」]

     走るところ [劇団ヒロシ軍「ヘドロイア」]

     世界観   [演劇集団非常口「チャチャトゥールの穴」]

     チッタチッタ

                 [リーディング公演「チッタチッタの抜け殻を満たして、と僕ら」]

     きないさんの演技力[Theちゃぶ台「やまとなでしこ~久留米編」]

 

めくるめく大賞/特別賞・ダルム賞 ※スタッフが選んだ賞

劇団ヒロシ軍

 

めくるめく大賞/作品賞

 第1位 Theちゃぶ台「やまとなでしこ~久留米編」

第2位 南筑高校演劇部「Life=Good&Bad Times

第3位 リーディング公演「チッタチッタの抜け殻を満たして、と僕ら」

第4位 ほとめき倶楽部「ほとめき版・銀河鉄道の夜」

第5位 浮羽工業高校演劇部+OB「拝啓18のあなたへ」

 

というわけで、第1回目のめくるめく大賞の作品賞には、地元勢の応援を抑えて、見事、熊本から来てくれた、Theちゃぶ台の「やまとなでしこ~久留米編」が輝きました!

作・演出のきないさんは、女優賞も獲得し、演じたトメばあちゃんでも、くるめき賞の2位に入るなど、大活躍でした。

なお、得点は、観客の動員数に関係なく(やはり地元の劇団・集団の公演が、観客数も多かったですが)、投票していただいた人数で割って集計したものなので、あくまでも観客の方々、ひとりひとりの評価になります。

 

新たに作られた(といっても、まだ1回目ですが)、久留米生まれの焼き鳥、外はカリッとして中はフワフワ、一度食べたらやみつきになること請け合いという、ダルムの名を冠した、スタッフが選んだダルム賞には、劇団ヒロシ軍が選ばれ、主宰で、男優賞の2位にも選ばれた荒木さんが会場にいらしてくれていて、インタビューと共に喜びの声を聞かせてくれました。

 

 劇団ヒロシ軍の荒木宏志氏と中村幸さん

 

また、くるめき賞の第1位に「銀河鉄道」で選ばれた、久留米市民劇団ほとめき倶楽部「ほとめき版 銀河鉄道の夜」の脚色と演出を担当された、かまほりしげるさんも来場されていて、作品について話をしてくれました。

 ほとめき倶楽部のかまほりしげる氏と団長の権藤元二郎氏(左隣)

 

めくるめくエンゲキ祭は、平成28年度の文化庁の「文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業」にも選ばれました。

今後も、久留米シティプラザを中心に、久留米の演劇文化向上、そして、九州で演劇を盛り上げていくために、日夜、頑張っていきたいと思います。

10月からは、くるめ演劇塾も本格的に始まりますし、すでに、来年の「めくるめくエンゲキ祭2nd」に向けて、動き始めていますからね。

めくるめくエンゲキ祭のブログは、ひとまずこれで終わりです。

それでは、「めくるめくエンゲキ祭2nd」で、またお会いしましょう! お元気で!

2016年10月05日