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「北野町で会いましょう」ダンス編レポート(3)

久留米シティプラザでは、北野町において、文化芸術の社会包摂的要素を活用しながら、国籍を超えた相互の信頼につながるネットワークづくりを促進することを目的に、3年間のプロジェクト「北野町で会いましょう」を2023年度から実施しています。
 

2023年10月29日(日) 14:00~15:00に、コスモすまいる北野 多目的ルームにて開催した「ダンス編」3回目の様子をご紹介します

この日の進行役は、ダンサーの仁田晶凱さんと須﨑汐理さん。フィリピン国籍の技能実習生3名と久留米大学生2名、公募で集まった3名が参加しました。国籍、年齢、体格などさまざまな参加者たちは、少々緊張気味の様子。軽快な音楽と共に進行役の仁田さんによる日本語と英語を交えた声掛けで、場内を自由に歩きまわり出合い頭で手のひらをタッチすることからスタート。次はすれ違う時に目を合わせ、声を掛け合い、そして全員で歩調を合わせてみます。参加者たちは、次第にリラックスし笑顔も出てきました。

 

2人組をつくり、ストレッチ。両足を地面につけた状態で、両手、片手、肩と肩など接する点を変えながら身体を伸ばします。次に片足で同じ動作を行い、ペアを変えながらくりかえします。ストレッチは1人で行うものと違い2人で行う場合、バランスを取ることがカギです。自分自身の身体のあり方、お互いの重心を一定に保つ工夫など、身体を意識しあうことを体感しながら、自分のことも相手のこともじっくりと向き合う時間になったようです。

 

休憩をはさんだ後、2人組で片方の肩と肩を合わせた状態で、会場の端から端へ歩いてみます。しっかりと体重を預け、受け止め合わせなければ、バランスを崩してしまいます。試行錯誤しながらも、言葉ではなく身体でコミュニケーションをとりあい、それぞれのペアならではの歩調で、相手と息をあわせながら前に進んでいきました。

 

2人組になって引っ張り合うワークを行いました。お互いを引っ張り合い、緊張感を保ったまま手を放します。その後、想像の中で引っ張り合いを続けるという応用編へ。さらには、自分から最も遠い人を"引っ張り合う相手"と想像し、最後には、みんなで大きな動きが生まれました。

 

参加者の感想を、一部ご紹介します。

・I feel relaxed with todays dance lesson. It stretched out my body goodly. thanks for the experience!

・Since this is my 3rd time I always feel relaxed and enjoy this is so interesting program  I had in Japan.

・体を動かすダンスというものが、自然なコミュニケーションをとるためにとても良い方法だと思いました。楽しかったのでまた参加したいと思っています。

・身体を使ってコミュニケーション、対話を行うワークで、言語や年齢関係なく楽しめて、仲良くなれる時間だったと思います。

 
 

 

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2023年12月20日